先日、仕事で長時間(3~4時間)の動画撮影を行う機会があり、バッテリー1本では足りないためバッテリーグリップを入手しました。
純正は高いのでパチモンを、みんな大好きAmazonで購入。
バッテリー1本だと動画撮影時間は2時間弱(メーカー公称値)。
バッテリーグリップには2本入るので、4時間弱は撮影できることになります。
手元には純正バッテリーが1本しかなかったので、追加バッテリーも購入。
こちらもパチモンをAmazonで。
このバッテリー、純正より容量が大きいんですよね。
容量表示が本当ならうれしいところです。
さて、バッテリーグリップを装着すると、こんな感じ(見づらい写真ですみません)。
取り付けは、三脚用の穴を使ってネジで固定します。
縦位置でのホールドがしやすくなったのは当然ですが、横位置でもグリップが縦方向に長くなったので、持ちやすくなりました。
だいぶ重くなりましたが、意外と使いやすいです。
また、縦位置用のボタン類もあるので、一通りの操作が可能です。
出っ張っているところを、カメラ本体のバッテリースペースに差し込みます。
本体のバッテリーの蓋が邪魔になるので取り外してグリップにくっつけておくことができます。
なお、単3電池を使用できるように、電池ホルダーも付属しています。
撮影当日は、これらと三脚を持って現地へ。
4時間の動画撮影はバッテリー2本で余裕でした。まだ電池は1メモリ分くらいは残っていたのでパチモンバッテリーはちゃんと使えるようです。
なお、このカメラの動画連続撮影は29分59秒まで。
実際には1時間ほどの連続撮影が必要だったのですが、30分ちょっと前に停止→録画開始を行って、ほぼ切れ目なく1時間撮影することができました。
ちなみに、一眼レフやミラーレスの動画は最長が29分59秒のものがほとんどです。
これはヨーロッパの関税対策で、30分以上の動画撮影ができるとビデオカメラとみなされて税率が上がってしまうのを防ぐためだそうです。
少し調べたところ、デジタルカメラは免税、ビデオカメラは4.1%もしくは10.5%だそうです(2016/8/26のJETROの資料)。
国内販売は関係ないので、ファームウェアで制限解除してくれればいいのにね。
撮影のほうですが、念のために普通の民生用ハンディカムもレンタルして、2台で撮影しました(機種は失念)。
で、画質を比べてみると、圧倒的に80Dの勝ちでした。
ハンディカムは画質が悪いのと、ホワイトバランスがおかしい(現地で調整しきれませんでした)ので、完全にボツです。
音声については、指向性マイクもレンタルしたのですが、80Dにつなげてもハンディカムにつなげても会場のノイズが多すぎで使い物にならす(これは現地の音声モニタで認識済み)。
しょうがないので、話者の前にiPhoneをゴリラポッドで固定してボイスレコーダーで録音しました。
最終的にそれらを合成、加工してDVDで無事に納品できました。
今回はいろいろと準備して持ち込んだからよかったけど、動画撮影はなかなか大変ですね。