このところちょくちょく地震が起きているのでデカイのが来ると嫌だなぁ、ということで非常用電源を購入してみました。
今年の3月に出たばかりの suaoki S670 です。
バッテリー容量が720Wh、定格電力が500W（最大1000W）なので大きめの家電じゃなければ動かせそうです。
ウチの冷蔵庫の定格が、電動機と電熱装置を足しても300W弱くらいだったので、多分余裕で動くのではないかと（未確認）。
こいつは、AC100Vコンセントが4つ、USB-Aが4つ（うち2つはQC3.0対応）、USB-Cが1つ（PD 45W）、DC 12Vのシガーソケットが一つ、DC5521（5.5mm × 2.1mm）が2つあって、いろいろな危機に電源供給できます。
また背面にライトがついているので、停電の際にも安心です。
充電端子は従来のsuaoki製品とは異なるようで、6.5mm × 3.0mmのソケットになっています。従来品との互換性、他社製ソーラーパネルを使用するときには注意が必要です。
付属品は充電用ACアダプタ、シガーソケット充電用ケーブル、ソーラーパネル充電用ケーブル（MC4端子からの変換ケーブル）です。
私は災害対策として購入したので、ソーラーパネルも併せて購入しました。
純正品の在庫がなかったこともあり、有名Youtuberの「野営塾」さんが紹介していたMaxPower 100Wソーラーパネルを購入しました。
野営塾さん 《実測値100Wオーバー!!》軽量・コンパクト・折りたたみソーラーパネル [MaxPower]
このソーラーパネル、DC出力の他にUSB-A出力が3ポートあります（内QC3.0が1ポート）。なので、スマホにも直接充電できるタイプです。野営塾さんによると、この製品は120Wパネルを使用しているとのことで、余裕を持った出力になるようです。
この製品、Amazonのレビューの評価が高くないのですが、低評価の方はJackeryのポータブル電源への充電時に60W強でしか充電できないということを理由にしているようです。
少し調べてみたのですが、ソーラーパネルからの充電制御にはPWNとMPPTという2種類あって、PWMでは充電効率が60〜70%程度なのに比べてMPPTは大体100%程度とのこと。
先ほどのJackeryの2019年9月以前のモデルはPWM方式を使っているらしいので充電時の電力が60W強というのは計算通りの数値です。
なので、パネルが悪い訳ではなくポータブル電源側の問題ということです。
ちなみにJackeryとJVCのコラボ製品が売られており、700Whで500W出力（最大1000W出力）のモデルがあるんですが、こちらはPWM方式です。
出力が大きいので最初はこちらを購入しようかと思っていたのですが、いろいろ調べたところ充電効率が悪かったのでやめました。
さて、このソーラーパネルにはDC出力は5.5mm × 2.1mmのプラグがついています。また変換アダプタが3種類附属しています。suaoki用という記載で5.5mm × 2.5mmのモノがあるのですが、上に書いたようにS670のソケットは6.5mm × 3.0mmなのでそのままでは充電できないんです。
なので、追加で変換アダプタを購入することになりました。
と言っても非常に安いので特に問題はないのですが、説明欄にちゃんと書いておいて欲しかったなぁ。
6.5mm × 3.0mmが探せなかったので、6.3mm × 3.0mmで代用。
実際に充電してみました。
実験日は曇りだったのですが9時過ぎに一瞬晴れ間が出たので、マンションのベランダにソーラーパネルを展開しました。
ちょっとだけ物干し竿の影がかかってますが、まぁまぁの日の当たり具合でしょう。
ほとんど雲がない状態でしたが5月の朝なので夏場のような最高効率ではないです。
実際の充電の状態はこんな感じ。
73Wで充電しています。これだと満充電まで10時間ほどかかることになりますが、まぁしょうがないですね。ACアダプタからだと168Wで充電されました。充電時にはファンが回りますがその音が結構うるさいです。
ちなみに製品の仕様として充電端子の入力上限が168Wらしく、ACアダプタからの充電の際にもその上限に引っかかっているようです。
ということで、以上、ポータブル電源とソーラーパネルの紹介でした。